シーラーに必要な性能

セメント系基材に使われる材質によって、シーラーに必要な性能は変わってきます。セメント系基材にはどのような材質が使われ、どのような特徴があるのかを取り上げつつ、シーラーに必要な性能を紹介します。

最初に紹介するのは、コンクリートとモルタル。これらにはPHと含水率が高い場合があるという特徴があります。そのため、シーラーには耐水性と耐アルカリ性が欠かせません。

GRC板と押出成型セメント板はアルカリ性が強く、硬いという特徴があり、耐アルカリ性、浸透性、付着力に優れたシーラーが適しています。

木片セメント板の特徴はPHが高いことと、木材のシミが出ることがあるということの二つ。シミ止め力のあるシーラーを使うとよいでしょう。

もろくて吸い込みが大きいALC板や石膏ボードに使うシーラーには、高いシール性が要求されます。シール性に着目してシーラーをピックアップしましょう。

ケイ酸カルシウム板と炭酸マグネシウム板に関しては、吸い込みが大きいことと、もろくて粉化物が多いことが特徴に挙げられます。したがって、ケイ酸カルシウム板と炭酸マグネシウム板を使う外壁塗装の際には、浸透性と硬化性を重視してシーラーを選びましょう。

シーラーの選択を誤ると、ひび割れや漏水などの不具合につながりますので、材質の確認は怠らないように注意しましょう。