セメント系フィラー

セメント系フィラーは、ALCやコンクリートの不陸、ピンホール等の補修、調整といった用途で利用されています。

セメント系フィラーには2種類あります。一つはポルトランドセメントを主成分とする粉体と合成樹脂エマルジョンの混和を、使用時に混ぜ合わせてペースト状にして使用するセメント系のもの。もう一つは合成樹脂エマルジョンを結合体とするものです。

「下地調整塗材E」と呼ばれる合成樹脂エマルジョン系下地調整塗材、「下地調整塗材C-1」と「下地調整塗材C-2」がセメント系下地調整塗材、「下地調整塗材CM-1

と「下地調整塗材CM-2」がセメント系下地調整厚塗材としてJIS規格に規定されています。

セメント系下地調整材を使用する場合に気をつけることは「ドライアウト」。セメント系下地調整材は通常、薄く塗りつけて使用されますが、水和反応により硬化するので水分の蒸発が蒸発したり吸収されたりすることでドライアウトを発生するのです。

ドライアウトを防ぐためには、エマルジョン樹脂に顔料や骨材をあらかじめ調合したタイプのものを使用する方法が有効です。このタイプは可使時間にとらわれることなく厚塗りをすることができ、細かなひび割れを目止めして表面を平滑に仕上げることが可能です。