木材相当量の考え方

異なる材料の調湿性能を比較したとき,B値が同じであれば,それぞれの材料のもつ調湿効果は同じである , と見なすことができる。このことをもとに,ここでは壁装の調湿性能を木材のそれを基準にとって表すことを考えてみる。つまり ,木材合板の調湿性能を基準にしたとき ,壁装が同じ効果を表すには,面積割合でどれくらい必要であるかを調べようということである。これを木材相当量と呼ぶことにする。本来ならば,ムクの木材の板を基準にとるべきだが,内装材料に合板が多く使用されることを考えて,実用的に合板を基準にした。いま ,その考え方を直感的にとらえるために,容積の立方体の空間をイメージしながら考えることにする。たとえば,この立方体の六つある内面の2面に ,合板が内装されているとする。気積率は 2である。各壁装の木材相当量を求めるには,各壁装の気積率を図上で求め,合板の気積率の何倍になっているかを調べればよい。